筑波山の登山・散策ではマダニに注意
筑波山を歩くときに注意したい生き物のひとつが「マダニ」です。
マダニは山林や草むら、藪などに生息しており、登山道を歩くだけでなく、自然の中を散策するときにも注意が必要です。
マダニに刺されても、蚊のようにすぐ気づくとは限りません。皮膚に付着したまま吸血することがあるため、筑波山から帰った後は体や衣服を確認するようにしましょう。
特に注意したいのは、マダニが感染症を媒介する可能性があることです。
マダニはどんな場所にいる?
マダニは主に草むらや藪、森林などに生息しています。
筑波山には登山道だけでなく、草木が多い場所や林の中を歩く場所もあります。登山道から外れて草むらに入ったり、休憩のために地面や草の上へ直接座ったりすると、マダニが衣服などに付着する可能性があります。
「山奥にしかいない」と考えず、自然の多い場所ではマダニがいる可能性を意識しておくことが大切です。
マダニに刺されたら無理に引き抜かない
マダニに刺されたときに特に気をつけたいのが、手で無理やり引き抜かないことです。
一般に「頭が残る」と表現されることがありますが、正確にはマダニの口器が皮膚にしっかり食い込んでいるため、無理に引き抜くと口器の一部が皮膚内に残ってしまうことがあります。
皮膚に付着しているマダニを見つけても、指でつまんで強引に引っ張ったり、潰したりするのは避けましょう。
吸血中のマダニを発見した場合は、できるだけ早く皮膚科などの医療機関で処置してもらうと安心です。
マダニで怖いのは感染症
マダニに刺されたときに心配なのが、マダニが媒介する感染症です。
代表的なものとして、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などがあります。
すべてのマダニが病原体を持っているわけではなく、刺されたからといって必ず感染症になるわけではありません。ただし、重症化する感染症もあるため、刺された後の体調変化には注意が必要です。
刺された後に発熱したら医療機関へ
マダニに刺された、あるいはマダニに刺された可能性がある場合は、その後しばらく体調の変化を確認しましょう。
特に発熱、発疹、強いだるさ、吐き気など、普段と違う症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診してください。
受診するときは、
– 筑波山など山や草むらに入ったこと
– マダニに刺された、または付着していたこと
– いつ頃刺された可能性があるか
といった情報を医師に伝えると、診断の参考になります。
「少し熱があるだけだから」と自己判断せず、マダニに刺された後に発熱などの症状が出た場合は速やかに医療機関へ相談しましょう。
筑波山でできるマダニ対策
マダニ対策では、できるだけ肌を露出しない服装が基本です。
長袖や長ズボンを着用し、草むらや藪に不用意に入らないようにしましょう。登山用のゲイターなどを利用して足元の露出を減らす方法もあります。
マダニに対応した虫よけ剤を、製品の使用方法に従って利用するのも対策のひとつです。
また、登山道の脇にある草へ体をこすりつけたり、草むらに直接座ったりすることもできるだけ避けましょう。
下山後は衣服と体をチェック
マダニ対策は登山中だけではありません。
筑波山から下山したら、上着やズボン、リュックなどにマダニが付着していないか確認しましょう。
帰宅後は入浴やシャワーの際に体も確認します。特に脇の下、脚の付け根、膝の裏、腰まわり、頭部など、見えにくい場所もチェックしておくと安心です。
家族や同行者と登山した場合は、自分では確認しにくい背中などをお互いに確認する方法もあります。
マダニを正しく知って筑波山を楽しもう
筑波山は気軽なハイキングから本格的な登山まで楽しめる山ですが、自然の中を歩く以上、マダニへの備えも必要です。
大切なのは、長袖・長ズボンなどで肌の露出を減らし、草むらや藪をできるだけ避け、下山後に衣服と体を確認することです。
もしマダニが皮膚に食いついているのを見つけても、無理に引き抜かないようにしましょう。
そして、マダニに刺された後に発熱などの体調変化が現れた場合は、感染症の可能性も考えて早めに医療機関を受診してください。
マダニの特徴と正しい対処方法を知っておけば、筑波山での登山や散策をより安全に楽しむことができます。
