筑波山ケーブルカーが72年ぶり全面更新|2027年2月に新車両導入へ

筑波山ケーブルカーが72年ぶりに全面更新され、2027年2月に新車両が導入されることを紹介するイラスト
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筑波山ケーブルカーが72年ぶりに全面更新

筑波山観光の代表的な乗り物のひとつ「筑波山ケーブルカー」が、大きく生まれ変わります。

筑波観光鉄道は、2027年2月に筑波山ケーブルカーの新車両を導入する予定と発表しました。

これまで客車部分などの更新は行われてきましたが、今回は台車部分を含めた車両全体を更新します。車両全体の更新は1954年以来、実に72年ぶりです。

筑波山ケーブルカーは2025年に開業100周年を迎えました。100年以上にわたって筑波山観光を支えてきたケーブルカーが、新しい時代へ向けて大きな節目を迎えます。

新車両の運行開始は2027年2月を予定

新しい筑波山ケーブルカーの運行開始は、2027年2月の予定です。

新車両は2両導入され、安全性や快適性だけでなく、筑波山の景色を楽しめるよう眺望性も向上します。

筑波観光鉄道によると、新車両導入の目的には、安全で快適な輸送サービスの提供に加えて、インバウンドを含む幅広い利用者が利用しやすい環境を整えることも挙げられています。

なお、運行開始日は「2027年2月予定」と発表されている段階です。実際に訪れる際は、筑波観光鉄道の最新情報を確認してから出かけるのがおすすめです。

新車両は「紫」と「赤」の2種類

今回導入される新型ケーブルカーは、「紫」と「赤」の2両です。

外装デザインを手掛けるのは、スイスのキャビンメーカー「CWA社」。欧州風のデザインを取り入れながら、筑波山の自然や歴史を表現した車両になります。

「紫」の車両は、筑波山の別名である「紫峰(しほう)」がモチーフです。日光を受けて山肌が紫色に染まる筑波山の姿をイメージし、紫色が採用されています。

一方の「赤」は、筑波山神社の神橋と筑波山の紅葉がモチーフ。開業100周年と、その先の100年へつながる「懸け橋」という意味も込められています。

筑波山らしさを感じられる2つのデザインなので、実際の車両を見るのも楽しみです。

大型ガラスで筑波山の景色を楽しみやすく

新車両で注目したいのが、車窓からの眺望の向上です。

車両には大型ガラスが採用され、筑波山の自然や景観をこれまで以上に楽しめる設計になります。

さらに、車両の先頭部分には前方の景色を楽しめる座席が新たに設置されます。

筑波山ケーブルカーは山の斜面を進み、途中にはトンネルもあります。単なる山頂方面への移動手段ではなく、「ケーブルカーに乗ること」そのものが筑波山観光の楽しみのひとつになりそうです。

車内の安全性や快適性も向上

新車両では、車内設備も大きく変わります。

折り畳み収納式の座席を採用し、利用者が多いときには座席を収納できる設計になります。また、段差部分には足元灯を設置し、床には滑りにくい素材を採用するなど、安全面にも配慮されています。

扉の開口部も現在の830mmから1,000mmへ拡大され、よりスムーズに乗り降りできるようになります。

さらに、車内2か所に多言語対応のデジタルサイネージを設置する予定です。

筑波山を訪れる外国人観光客にとっても、利用しやすいケーブルカーへと変わっていきそうです。

※新車両の仕様は今後変更される場合があります。

筑波山ケーブルカーは100年以上の歴史を持つ

筑波山ケーブルカーは、1925年に営業を開始した歴史あるケーブルカーです。

戦時中には営業を休止しましたが、1954年に営業を再開。その後も客車や駅、運転設備などの更新を重ねながら、筑波山観光や登山を支えてきました。

1995年には客車部分を更新し、2005年にも客車をリニューアル。2015年には運転制御装置が更新されています。

しかし、台車部分を含めた車両全体の更新は1954年以来行われておらず、今回が72年ぶりとなります。

また、大正時代の技術を使って建設されたトンネルや線路などの設備は、2015年に「土木学会選奨土木遺産」に選ばれています。

歴史ある施設を残しながら、新しい車両へ更新される点も筑波山ケーブルカーの見どころです。

新車両導入に伴う運休には注意

新車両への更新工事期間中は、筑波山ケーブルカーが運休する予定です。

筑波山には男体山側のケーブルカーとは別に、女体山側へ向かう筑波山ロープウェイがあります。筑波観光鉄道は、ケーブルカーの工事期間中もロープウェイを利用できると案内しています。

ただし、運行状況や工事日程は変更される可能性があります。

特に2027年冬に筑波山へ出かける場合は、ケーブルカーが利用できるかどうかを事前に確認しておきましょう。

2027年は新しい筑波山ケーブルカーに注目

100年以上にわたって筑波山を走ってきた筑波山ケーブルカー。

2027年2月には、72年ぶりとなる車両全体の更新によって「紫」と「赤」の新車両が登場する予定です。

大型ガラスや前方を眺められる座席、多言語対応のデジタルサイネージなどが導入され、これまで以上に「乗って楽しめるケーブルカー」になりそうです。

新車両の運行開始日や工事に伴う運休など、今後新しい情報が発表される可能性があります。筑波山へ出かける前には、筑波山ケーブルカー・ロープウェイの公式情報で最新の運行状況を確認しておきましょう。

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